2021.01.31
#社長ブログ
#家づくり

土地選びの重要ポイント

代表取締役|安楽晴義



毎週私の家造りにかける熱い思いを
1年かけてお伝えして行きたいと思います。

今回もチョット長くなります、最後までよろしくお願いします。

第36回  1月31日

土地選びの重要ポイント

良い土地、悪い土地の見分け方 ④⑤⑥⑦

※見分け方④「抵当権のトラブル」

地盤や方位などは想像がつくものの、
抵当権と聞くとピンとこない方も多いようですが、
抵当権のトラブル
警察沙汰になることも有りますので、
くれぐれも用心しなければなりません。
具体的な例をお話ししましょう。

(抵当権とは、金融機関等からの借金の返済が出来なくなった場合
貸した側が担保となっている土地や建物を売却して返済に充てる
事が出来る権利のこと。)

「買った土地に低抵当権がついていたのですが、
売主が『借金の返済はもう終わっているし、
いまは抹消手続きをしているところだから
大丈夫ですよ』というので、
その言葉を信じて代金を支払ったんです。
ところが、
いつまで経っても
抵当権が消えないので
銀行に聞いてみたら、
まったく返済されていないと言われました」

全く返済されていなかったなんて
きっとご自分の耳を疑ったことでしょうね・・・。

売り手が土地ブローカーだと分かったところで、
警察に告訴しても支払ったお金が
返ってくる望みはありません。
だからこそ、
あなたには用心してほしいのです。

土地を買う時には、
抵当権の抹消手続きが完了していることを
確認できる書類を受け取るか、
司法書士の立会いのもとで
抹消手続きと代金の支払いを
同時に行う場合でない限り、
絶対にお金を支払ってはいけません。

※見分け方⑤「生活道路のトラブル」

道路には、
法律で決められたルールが有ります。
土地の前面道路は4m以上の幅が必要だとか、
家などの建物が建つ敷地は、
その道路に2m以上接していなければ
ならないということです。
不動産会社から紹介された土地が、
他人の土地に囲まれて
公道に出られない袋地だった場合や、
その奥の土地が袋地だった場合は、
トラブルになりやすいので、
あらかじめ確認しておきましょう。
「路上駐車をしている車があって、通り抜けるのに一苦労する・・・」
「見通しが悪く、車が飛び出してこないか心配・・・」
「車庫入れに何度も切り返しが必要で、
ママがそのたびにパパを呼びつける・・・」
こんなことを気にしながら生活していたのでは、
イライラの原因となってしまいます。

※見分け方⑥「買ってはいけない角地のトラブル」

日当たりのよい角地は、
誰もが欲しがる人気の土地です。
しかし、
同じ角地でも買ってはいけない
土地があることをご存じですか?
 
 ・すぐ近くに横断歩道がある
 ・道路に消火栓が置かれている
 ・交通量が多い道路に面している
 ・土地の地形に問題がある
 ・ちかくにゴミ集積場がある

あなたの欲しい土地が、
これらの要素を含んだ角地なら、
どんなに日当たりが良くても避けた方が無難です。

例えば、
角地に横断歩道がある場合、
駐車場の入口は5m以上離さなければ
いけないという決まりがあったり、
消火栓があれば車庫はつくれませんし、
ゴミ集積所になりやすいのです。
また、土地の地形が周りより低ければ
水が溜まりやすく、ジメジメとした湿気に悩まされます。
交通量が多い道路に面していれば、
やはり車庫入れや外出するときに、
いちいち神経質に確認しなければならないからです。

※見分け方⑦「イヤな臭いのトラブル」

ゴミ集積所が近くにあれば、
カラスや生ごみの汚臭に悩まされますし、
その他に、
工場の排煙や車の排気ガスの臭いにも
悩まされるかもしれません。
普段は気にならない臭いも、
食事中や蒸し暑い真夏の夜に、
窓や換気扇の隙間からプーンと臭ってきたとしたら、
目に見えないストレスになると思いませんか?
土地を買うにも、
これだけの注意が必要です。
もちろん、
どんなに注意しても
100%トラブルが発生しない保証はありません。

しかし、
これらの7つのポイントを
事前に確認することで、
トラブルを回避できる確率が高まります。


土地選びの重要ポイント、2週に分けてお話ししました。

土地選びに失敗しないでください。

また来週お読みいただけると幸せます。

              感謝