2020.10.04
#社長ブログ
#家づくり

適正価格の家づくりとは

代表取締役|安楽晴義

毎週私の家造りにかける熱い思いを

1年かけてお伝えして行きたいと思います。


第19回 10月4日


良い家の適正価格とは?


適正価格の家づくりとは


坪単価の話をしましたが、

本来は

坪単価が高い、安いでは一概に家の良し悪しは測れません。


ここで‟ローコスト”と適正価格の違いについて、

少し詳しく説明しておきましょう。


大辞泉で調べると、

ローコストは「費用・経費が多くかからない事。安価なこと」

いっぽう適正価格は「原価・利潤などを考慮に入れて、

適正と思われる価格」と書いてあります。


最近よく「ローコスト住宅なら安く建てられますよね?」

と聞かれます。

言葉の意味は‟安価”ですから間違いでは有りません。

しかし

安かろう悪かろうでは問題が有ります。


無駄な経費ならば、

大いに削減すべきです。

システムを見直すことで、

仕入れや人件費を安く出来るのならばいいでしょう。

しかし、

最近流行のローコスト住宅の危険性はそこに有ります。


では、何がローコストだと思いますか?

住宅会社の工夫で

経費を抑えた結果のローコストではなく、

単に工期短縮や人件費削減といった

安易なコストダウンが実態です。


工期を短縮すれば、

仮設費や現場維持費が安く済みます。

現場のトイレ一つとっても、

レンタルしていますので期間が長く成れば、

それだけレンタル費用も掛かりますからね。


でも、トイレのレンタル日なら、

しわ寄せもお金の話で済みますが、

経費節減のために

人件費を削減したら、

どんな結果になるかは想像できますよね?


そこで、私が提唱しているのが

‟適正価格の家づくり”です。

「構造と健康に関することには妥協しない」

が私の口癖ですが、

住む人のライフスタイルに合わせた構造と健康までも考えた、

安くて良い家こそが、

まさに適正価格の家だと断言できます。


そのためには、

やはり削るところは削らなければなりません。

しかし、

大工さんや職人さん、などの人件費など、

削ってはいけないところは

絶対にコストダウンできません。


では、当社の場合、

どこでコストダウンしているのでしょうか?

まず、

宣伝広告費を他社の8分の1に抑え、

徹底した工程管理と仕入れの見直しを行いました。


結果、30%のコストダウンが実現したのです!


「へぇー、30%は凄いですねぇ」


おかげさまで、

最近少しずつ認知度も上がってきましたが、

やはり当社をご存じない方の方が多いですよね。

しかし、それもそのはずで。

当社は大々的な営業をかけていませんし、

住宅展示場にモデルハウスも構えていません。


それは、なぜだかわかりますか?


住宅展示場へモデルハウスを出せば、

毎月の家賃だけでも何百万と掛かります。

そこに常駐させる社員や人件費などの

維持費もかかります。


さらに、

お金をかけたパンフレットを造り、

派手なイベントやプレゼントで

モデルハウスへ

お客様を呼び込むための経費・・・

これらの経費=お金は、

あなたが建てる家の建築費に上乗せされているのです!

もう一点

これも当社が大幅にコストダウンするための方法として、

フランチャイズに加盟しないという点を

挙げることができます。


フランチャイズに加盟すれば、

本部がテレビCMなどで大々的に

宣伝してくれますので知名度は上がります。


しかし、

そのためには「加盟料」を

支払わなければなりません。

その加盟料、

いくらだと思いますか?


安くて500万円、

高ければ1000万円もするのです。


ただし、

加盟料は一度だけですから、

まぁ、知名度アップのために

宣伝費として処理したとしましょう。

ところが、ここからが問題です!


例えば、

貴方が当社で1500万円の家を建てたとします。

当社がフランチャイズに加盟していると、

1500万円の建築費のうち、

100万円を本部に支払わなくてはならないのです。


つまり、

当社がフランチャイズに加盟していなければ、

1400万円で

あなたの家を建てることができるわけです!


ブランド志向の方には、知名度は大切でしょう。

しかし、

知名度よりも健康や使い勝手など、

住む人のことを考えた家づくりこそが、

私の提案する

適正価格の家づくりです。


知名度=安心・安全では有りません。

広告宣伝費などは削減しますが、

大工さんや職人さんの人件費までコストダウンしては、

やはり

「安心:安全」とは言えません。

住む人の健康と幸せを考えた適正価格の家だからこそ、

私は自信をもってお勧めできるのです。


今日はここまで。

ちょっと長かったですが、大事なことです。

ではまた来週お読みいただけると、幸せます。