毎週私の家造りにかける熱い思いを
1年かけてお伝えして行きたいと思います。
第13回 8月23日
良い家の適正価格とは?
大手ハウスメーカーの場合
家を建てようと思ったときに多くの方がとる行動は、
住宅展示場へ出向いてモデルハウスを見学したり、
住宅やインテリア関係の雑誌を見たり、最近ではインターネットで
情報を集めたりするでしょう。
しかし前にも書いたとおり、モデルハウスは大人のディズニーランドと同じです。
広々とした玄関やリビングなどの華やかさにごまかされ、
やり手営業マン言うがままに、キッチンはタイル張り、流し台の天板を人工大理石にして、
食洗器や浄水器もつけて・・・とオプションのオンパレード。
もちろん、営業マンのトークはキッチンだけでは有りません。
やれリビングの天井にはトップライトを付けた方が良いとか、
出窓の方がおしゃれですよなど・・・
少しでも高い家を買わせようと巧みに誘導します。
大手ハウスメーカーでは、お客様の幸せを考えた家づくりを提案する営業マンではなく、
ひとつでも多くオプションを増やして金額を揺り上げる営業マンが
優秀だと評価されるのです。
それもそうです。
大手ハウスメーカーの場合、広告宣伝費や営業マンの人件費、モデルハウスの維持費など、
我々のような工務店に比べてかけている経費は半端な額では有りません。
最低でも坪単価70万円でなければ相手にしない営業マンもいます。
企業ですから利益を追求して当然です。
しかし。大手ハウスメーカーの多くは、お客様の利益や幸せなど後回しで、
家さえ建ててしまえば後は知らん顔なのです。
今日はここまでです。