2020.08.16
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#家づくり

家族の夢が詰まった家造り計画書(その2)

代表取締役|安楽晴義



毎週私の家造りにかける熱い思いを
1年かけてお伝えして行きたいと思います。

第12回 8月16日
家族の夢が詰まった家造り計画書(その2)

さあ、優先順位が明確になると、何となくどのくらいの広さで、
どんな間取りの家かイメージも浮かんできませんか?

山田さんのお宅の優先順位を見て、どんなことがわかりますか?

・パパの釣り道具を置ける部屋
・裕太くんの秘密基地
・愛ちゃんのぬいぐるみのお部屋

優先順位の結果を見てみると、これらの個人的なスペースよりも、

・システムキッチン
・みんなでは入れる広いお風呂
・バーベキューが出来る広いお庭

といった、みんなで使えるスペースが優先順位の上位に来ています。

このように皆で意見を出し合って話し合うからこそ、
具体的なイメージが出来てくるわけです。

では、優先順位を付けたら実際の間取りを考えてみましょう。
この段階では、あくまでも自分たちの希望でよいのです。
こんな風にしたい、という希望をより明確にするためのものです。
優先順位を考慮しながら、みんなで考えましょう。

まず、間取りを考える方法として「ゾーニング」して行きます。
ゾーニングとは、大まかに部屋の位置を決めることです。

日当たりのことなども考え、みんなが過ごすことが多いリビングは南向きが良いとか、
パパとママの寝室は朝日の入る東向きが良いとか、
子供は2階にして、隣にトイレを付けようなど、部屋を簡単に〇で囲み、
トイレや階段の位置なども含め、領域を決めていく作業のことです。

一見、子供の落書きのようにも見えますが、この作業こそが間取りを決めていくうえで
重要になります。

そのうえで、自分たちなりにその位置にしたときのメリット・デメリットを考えます。

すると、「ここにトイレが有ると音が気になるから、やっぱりここの方が良いわね」とか
「子供たちが帰ったのがわかるように、階段はここの方が良いね」
などといった改善点が見えてきます。

もちろん、実際に家を建てる話が進めば、
プロの設計士が希望に沿ったプランに対してアドバイスをします。

素人の方では予想しなかった点や、
耐震性のチェックなども配慮されますので心配はいりません。

いかがですか?

山田さんのお宅では、対面式のキッチンにしたいという希望で、



台所と食堂がひとつのスペースになっています。


また、和室はいずれご両親と同居をした時のことも考え、

階段を間に入れることで、浴室やトイレなどの水回りの音も気にならないだろうと

考えてゾーニングしました。


さて、ゾーニングもできたところで、次に敷地を含めて設計してみましょう。


山田さんの場合、駐車スペースは、物置も置けるよう広めのスペースにしました。

また、南側のリビングの前は、ママの目が届くよう子供たちが遊ぶスペースとしました。

和室の前は、ママの好きなガーデニングスペースにしました。

さあ、ここでちょっと現実に引き戻してしまいますが、

家を建てるのにとても大事なことなので心してください。


それは、お金の話です。

いくら家族みんなの希望に優先順位を付けたり、ゾーニングしたとしても、

お金が用意できなければ家を建てることは出来ません。


そこで、みんなで考えた家を建てるためのお金の計画書も作ってみましょう。


毎月の希望返済額、用意できそうな自己資金、

いくらくらいならすぐにも建てられそうか・・・。


詳しくは後で「ここで差が付く資金繰りのカラクリ」で説明しますが、

自己資金ゼロでも安くていい家は建てられますので、

この段階ではざっくりとした数字でかまいません。

今日はここまで、また来週、読んでもらえると幸せです。